元服式が行われる徳山神社は、旧徳山村の八つの集落・徳山本郷、下開田、上開田、山手、櫨原、塚、戸入、門入においてそれぞれ祀られていた神社を移転、合祀した神社です。
昭和六十二年一月二日に行われたのを最後に中断していたが、古来よりの伝統文化をこのまま消滅させるのは惜しいと平成元年に復活し、今日まで毎年成人の日に行われています。
現在では、元服式の対象者を十五歳の男子から中学3年生の男女としています。
元服式は、少年期から青年になって大人の社会に入る式で、原始社会以来いろいろな形で行われ、奈良時代には、『子供は冠をかぶらないが大人になると冠をかぶる』という大陸の風習が入り、以後冠をかぶせる元服(冠礼ともいう)式が行われ、江戸時代までの武家童子必ず行われていました。現在では、一般社会では成人式となり、この形は皇室のみ受け継がれています。
元服式というと男子のみと思われがちですが、古代の女の子は放髪(ハナチガミ)で大人になると髪を結い笄(コウガイ)を差しました。即ち髪上げの儀式または初笄(ハツコウガイ)とも言った成人式が行われ、鎌倉時代以後は幼児の腋開をふさぐ袖留(そでとめ・わきふさぎ・わきつめ等という)が女子の元服式でありました。
日時 | 1月13日(月祝)予定 |
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場所 | 本巣市文殊徳山神社 |